■ 動作原理
流体の圧力は、はじめにステンレスダイアフラム①で受けます。
その圧力は、内部に封入されたシリコーンオイル②を介し、圧力損失なく拡散型半導体センサに伝わります。
拡散型半導体圧力センサはシリコン基板⑥がガラス台座⑨に接合され、中央部がエッチングにより薄くダイアフラム形状になっています。
伝達された圧力によってそのダイアフラムが変形し、上部に形成されたピエゾ抵抗ゲージ⑦が変化します。
ピエゾ抵抗ゲージは低電流で駆動し、ボンディングワイヤ⑤を介し、圧力に比例した電気信号を出力します。
その電気信号は内部の回路基板のアンプ回路部分で増幅され、調整機により4 ~ 20 mA の電流出力や、 1 ~ 5V の電圧出力として調整された信号で出力します。
拡散型半導体圧力センサは温度変化による出力の変化が大きいため、当社の圧力センサは個々の特性に応じた温度補償を行っています。